agaガイドライン2017で気になった変更ポイント

AGAガイドライン2017は参考になるのか

男性型脱毛症治療の指針となるような
資料であるagaガイドライン。

さっぱり更新しないと思って油断してたら
実は2017年にちゃっかり?
更新されていました!


完全に見逃してましたね(笑)


ということで今回は、
agaガイドライン2017の深掘りを
していきたいと思います!


個人的な感想としては、
まだまだおかしいでしょって感じです^^


1・agaガイドライン2010と2017の違い

とりあえずちょこっとおさらいです。


AGAガイドラインは
男性型脱毛症に対し、
専門家が科学的根拠を基づいて
まとめした薄毛治療法の指針のことです。


当然、薬や治療法は時代が進むにつれて
進化、発見、淘汰などがあるわけで
更新していく必要があります。


でもAGAガイドラインの前回の更新は
2010年とかなり前でした!


小学1年生が中学2年生になります(笑)


遅いと思う部分もあるにせよ、
まあ研究・開発ってものは
すぐに結果が出ないものではあるので
そのへんはあまり突っ込まないでおきます。

重要な論点は中身です!

2017年版は2010年版と比べて
項目が少し増えていて、
一部は評価が変わっています。

まずはどこが変わって
どこが変わってないかを
確認しておきましょう。


まず変わってないものから。


おなじみのフィナステリドと
ミノキシジルは変わらずのA判定。

女性の場合はフィナステリドがD、
ミノキシジルはAと同じです。


自毛植毛はB。


カルプロニウム塩化物、
t-フラバノン、
サイトプリン・ペンタデカン、
ケトコナゾール。

この辺の微妙な成分もC1のまま。


そして人工毛植毛はDのままです。

次に変化・追加された項目について。

デュタステリドが新たに追加!

これが今回の更新の目玉になってる感じだね!

みんな思ってた通り男にはA判定で、
女性にはD判定とフィナステリドと同じ。


自毛植毛については女性への評価が加わってます。

男性がBに対し女性はC1と1つ格下げ。

LED・低出力レーザーが追加!

これも前から地味に有名だった手法で
評価は意外と高くB判定です。

そして今回最も意外だったのが
アデノシンの格上げです!


前まではC1と微妙だったけど
2017年版ではまさかのB判定!

この変更はいろいろ議論を呼んでますね!

細かい突っ込みは後ほど^^


かつらが追加されたのも
けっこう意外に見られています。

評価はC1と良いような悪いようなですが、
掲載されることに大きな意義があるので
どんな影響が出てくるかですね。

ビマトプロスト、ラタノプロストの外用、
成長因子導入、細胞移植療法が新たに追加!


それらはいずれもC2判定で
ダメダメな領域です。


逆に前回までC2判定だったセファランチンは
今回はDですらなく消えてます。


そして最後にミノキシジル内服も
D判定ながら追加されています。

ザッと見た感じでは
全体的にボリュームアップしてますね!


見比べると2010年版は
かなりシンプルに見えてるから
一応バージョンアップしたとはいえますね。

2・AGAガイドライン2017のツッコミどころ


ただバージョンアップしたとはいえ、
まだまだツッコミどころ満載であり、
決して有益な指針とは言えないと思います。


気になった部分をピックアップしていきますね!

2-1・ミノキシジルの内服について


知っている人にとっては今頃発表ですか・ω・
とツッコみたくなる項目ですが、(笑)


おなじみのミノタブのことですね。


最強の毛生え薬として
個人輸入が登場してから
大注目されたものです。


でも発毛薬として認可されておらず、
臨床試験もなく、危険性が高いということで
最低の評価を受けています。


効果だけにフォーカスすれば
間違いなくA判定となる代物だと思うけど、
総合的に判断するとD判定でも
妥当だと個人的には感じる。


あとこれも効果があったとしても
飲み続けないといけない煩わしさもあるので
そういうデメリットも忘れてはいけません。


2-2・成長因子のC2判定は妥当

これはいわゆるハーグ療法や
育毛メソセラピーといった手術のことをいう。


前々から胡散臭さ濃厚な手法だったけど
ついに公式から鉄槌が下った形に!


C2判定とは根拠がないので
行わないほうがよいという評価を示す。


まさしくその通りだと思う^^


効果が0じゃないにしても
持続性はあんまりなさそうだしね。


それでいて金銭的な負担もバカでかい。


これこそやってられない育毛法の
代表格だと改めて思った次第です。


2-3・ビマトプロストとラタノプロストについて

この2つの成分はガイドラインを見て
はじめて知りました。


どうやら緑内障の治療に使う点眼薬らしい。


それにまつ毛発毛効果があるらしく、
ビマトプロストは市販もされてるから
知る人ぞ知る成分だったと思う。


でも発毛薬として使えるかは微妙で
コストも高くつくから
使わないほうがいいというC2判定。


まあ使えるとしても外用剤になるだろうから
その時点であんまり期待はできなさそう。


それなら素直にリアップ使っとけば?
みたいな話だよね(笑)

2-4・かつらについて

かつらはもちろん治療ではないですが
薄毛に悩む人にとっては
救世主になりえる重要アイテム。


ガイドラインは厳密に治療法に
限定してるわけじゃないので
かつらの追加も悪くはないと思う。


隠せても毛が生えるわけじゃないことや
バレる恐怖を加味すると
満足度が上がるとは必ずしも言えないが、

治療がうまくいかなったり
QOLが低下していると思ったら
使ってもよいという妥当な評価です。


QOLはクォリティー・オブ・ライフの略。

人生の質のことですね。


禿頭を晒すよりかつらのほうが
マシだと思うのなら使ってもいい
ということで人それぞれ判断って感じ。


でも法外な値段をふっかけられないよう
注意しないといけないけど(-_-)

2-5・アデノシン

今回の話で最も注目すべき
ポイントのひとつがこれです!


アデノシンは有名育毛剤である
アデノゲンの有効成分として
前々からよく知られています。


資生堂が開発した成分で
血行促進、成長因子の産生、
成長期の延長といった効果があるらしく、
効能だけみるとミノキシジルに似ています。

驚きなのは評価が上がったこと。

前回の2010年版では
論文がひとつしかないから
根拠が薄いって理由でC1だったけど、

2017年版は論文が3つに増え
強い根拠が示されたということで
唯一評価を上げています。


なんでも男性被験者約100名に
半年間試験を実施したところ
8割に改善が見られ、


ミノキシジルと比較した実験では
有意差はなかったことから
同等の有用性を示したとのこと。

女性の実験では30名と少ないが
8割に改善が見られたとしている。

ちなみに女性の場合は
男性より実験数が少ないことから
C1判定となっている。

と、こんな感じでかなりポジティブな
結果になっているけど・・・


個人的に言わせてもらうと
Bはないでしょ(笑)って思う。

だってBって自毛植毛と一緒だよ?

手術の上手い下手は置いといて、
一度やればずっと生え続ける技術と、

効果があるかもしれない程度の成分とでは

どっちのほうがすごいかは一目瞭然。


同じBなら手軽に試せる
育毛剤のほうがいいよね、

と思わせることにもなりかねない。


実験結果もどこまで信用できるか怪しいし
大人の事情も絡み合ってると
思わざるを得ない。


僕的にアデノシンの評価は
おまけしてもC2である(笑)


2-6・LEDや低出力レーザー

同じBでもこっちのほうが
はるかにマシだと思う。


細胞は特定の周波数を当てることで
活発にさせられることがわかってきてるし、

機械は高いけど壊れない限り
ずっと使えるから育毛剤よりも
断然コスパもいい。


有名どころだとヘアマックスかな?


この技術はたぶん奥が深いと思うから
いま主張されてる周波数帯域が
最適かどうかはわからないので
注意深く見守る必要はあると思います。


懸念事項はサロンの口車の材料に
使われていないかってことです。


僕も経験があるからよく覚えていますが
毎回変な半球型の装置を頭上にセットし
しばらく赤外線だかなんだかを
照射する施術があった。


毎回意味があるのかなぁと
なんとなく思っていたものです(笑)


今はどんな機械があるかわからないけど
いまだに似たようなものを
使ってる可能性は高いと思う。


そのときガイドラインを武器に
説得してくる可能性もありうると思うわけです。

あとこれもB判定は高すぎると思う。


理由はアデノシンと一緒。

自毛植毛と同じは言いすぎでしょう、と(笑)


せめてC1にすべきだと思う。


2-7・植毛手術

人工毛植毛はD判定と妥当ですが、
相変わらず自毛植毛が
過小評価されてるのが
最も残念なポイントです。


まあはじめから期待はしていないけど(笑)


ガイドラインの説明欄にも
人工毛植毛の危険性とかは
長めに記載されているけど、

自毛植毛に関しては
ランダム化比較試験が実施されてないけど
海外では実績があるからという
薄い説明にとどまっている。


女性の場合はC1としているが
その詳しい説明は全くされていません。

3・AGAガイドライン2017の考察を終えて


全体を通して思ったのは、
根本的には何も変わってないてこと。


結局は薬物療法リスペクトであり、
さらには意味不明な成分まで
勢力を拡大させてきた形になった。


ある意味では改悪といっても
過言ではないのではないだろうか・・・


誤解されたり悪用されることも
考えられますからね。


このガイドラインは本当に消費者のために
作られたものなのか。

改めてそう思わされます。

では最後に一言。

ガイドラインは単なる目安に過ぎず
鵜呑みにしてはいけない