男性型脱毛症ガイドラインは日本皮膚科学会が作成したAGA治療案

日本皮膚科学会は男性型脱毛症のガイドラインを
2010年に作成しました。

ガイドラインとは指標や指針をまとめたもので
組織や団体で言うとルールのようなものです。

日本皮膚科学会とは皮膚に関する研究や
講演会などを実施して皮膚科学の進歩に貢献することを目指す
全国に1万人以上の会員を有する社団法人です。

おそらく日本の皮膚科のボス的存在かと思われます。

AGAガイドラインはこれまで日本でなかったため
発表されたときはちょっとした話題になりました。

簡単に言うとそのガイドラインは
どの薬や施術がどの程度AGAに有効なのかが
まとめられた文書です。

評価はA・B・C1・C2・Dの5段階で判定していて
一番効果的とされるのはAに分類されます。

いまのところA判定をされているものは
フィナステリド(プロペシアの成分)とミノキシジルの2つだけ。

次にいいB判定は自毛植毛だけで、
その次にいいC1は塩化カルプロニウム、t-フラバノン、
アデノシン、サイトプリン・ペンタデカン、ケトコナゾール

C2はセファランチン

最もおすすめできない、というか
用いるべきではないと厳しい評価のDは
女性のフィナステリド服用と人口毛植毛です。

女性はフィナステリドを服用しても効果がないことがわかっており
男児を妊娠していると奇形が現れる可能性などもあります。

人口毛植毛は皮膚が痛むなどの事例が多くあったりして
FDAは有害器具と指定しているほどなので
オススメできないってことになってます。

自毛植毛と違ってただ物理的に髪を増やすだけなので
コストも手間もかかってしまいますよね。

ちょっと話がずれたので戻りますが、
Aはいうまでもなく一押しのAGA対策法ですが
ではBやCの対策はどうなのか。

その辺は説明を見る限りでも微妙…
というのが現状のようです。

臨床試験がないためエビデンス(根拠)がない
という理由のものもありますが、
Aの二つに比べたら劣るような気は確かにします。

でもここで一つ思ったのは、
男性型脱毛症は男性ホルモン抑制だけでは
やっぱり解決できないものなのだな、ということです。

仮に男性ホルモンのみで薄毛になるのなら
それを抑制したら劇的に回復する人がたくさん現れるはずです。

そして対策はフィナステリドだけでいいはずですので
他の対策物はいらないってことになります。

でも現実は全く違います。

狂ったヘアサイクルを元通りにするには
男性ホルモンの抑制だけでは不十分であり
毛周期を正常に戻す対策も必須になります。

その効果が一番高いのが現状ミノキシジルってわけです。

いまはDHTは薄毛を誘導する物質の一部で、
それ以外にもTGF-β1やFGF5を生み出す要因が
たくさんあるのかもしれません。

まあなんだかんだいって公式にガイドラインが出ることは
とても参考になることなのでいいことだと思います。

一部企業(花王など)は文句を言いたくなる内容ですが
今後も研究をがんばってほしいと切に願います。