薄毛といったら男性型脱毛症だ、
AGAだ、とか言われることが多いです。
たしかに男性型脱毛症のケースが世界的に見ても大半なので
そういってもほぼ間違いじゃありません。
でも必ずしもDHT(悪玉男性ホルモン)ばかりが
薄毛の原因じゃないんですね。
例えば有名なのが甲状腺障害、
抗がん剤の副作用による激しい脱毛ですね。
髪の毛は甲状腺ホルモンとも関係が深く
その分泌が減ると抜け毛が発生します。
また、甲状腺ホルモンの分泌が多すぎても
ヘアサイクルが早送り状態になって
結局抜け毛が増えるとも聞いたことがあります。
あと糖尿病や肝硬変などの内臓疾患、
ひどい貧血、膠原病、梅毒などの
全身に関わる病気は全て脱毛症に繋がる恐れがあります。
個々の病気と禿げがどう関係しているのか、
細かいメカニズムはよくわかってないことが多いですが
全身に関わる病気はそれほど負担が大きいですよね。
体は生命を維持することに全力を注ぐように出来てるので
命とかかわりがない髪の毛は最も後回しにされます。
おそらく基本はそういうことなんじゃないかと思います。
病気とは内蔵の異常といえます。
内蔵は平たくいえば血液の健康を維持する器官であり、
髪の毛は血液が健康でなければ育てません。
個人的な予想ですがミノキシジルやフィナステリドは
育毛に効果的なのは確かなのですが
長期的な服用は内蔵に負担をかけることになり
長い目で見ると髪によくないのではないか、
と思うところもあります。
早く研究が進んでその辺の心配事をかき消すような
すばらしい薬や技術ができればいいのですが。