60歳を越えだすと
さすがにいろんなことが老化してきます。
節々の痛みや筋肉の衰退・骨の密度低下
様々な体内物質の減少・新陳代謝の減少などなど
老化は誰にでも訪れる自然の摂理です。
もちろん髪の毛も細胞分裂により生まれるので
どんどん薄毛が進行しだします。
俗にそれを老人性脱毛症といいます。
または老人型脱毛症ともいわれますが、
特徴は男性型脱毛症のように前頭部と頭頂部だけが
極端に薄くなるのではなく全体的に
スカスカになる感じで進行します。
女性のハゲ方と同じような感じでしょうか。
だから側頭部や後頭部の下の毛も
だんだんハリコシ・密度が低下してきます。
でもさすがに還暦を過ぎたのなら
もう年相応だから気にする人はあまりいないのでは?
と思う人もいるかもしれませんが、
それは固定概念に過ぎません。
確かに30代以下の若い年代の方よりは
気にする人数や度合いは変わってくると思いますが
確実に悩んでいる方はいらっしゃいます。
ネットでも情報が少ないのは単に若い世代より
パソコンをいじる機会が少ないからだと思われます。
では高齢者の薄毛はどう対処すればいいかですが
やはり基本は変わらないんですよね。
しっかり食事を取りしっかり寝て適度な運動をして
体に問題がなければ薬も利用するという感じです。
ちなみに60代でAGAを発症する人は
51%と半数を超えるようになります。(50代だと44%)
AGAなのか老人性脱毛症なのか見分けにくい所ですが、
てっぺんと前髪そして側面と後ろの髪を見比べて
毛量や髪質の差が顕著なら男性型脱毛症を
発症している可能性があるといえます。
もちろん併発していることもありますし
男性型脱毛症だけ発症する方もいると思います。
注意点は薬に頼りすぎないことです。
若い人でもそれは言えますが
高齢者の方は肝臓が弱ってきてることもあり
特に注意しないといけないことになります。
ちなみに負担が大きいミノキシジルはオススメできません。
使うとしても65歳を限度にし
プロペシアやフィンペシアなどの
フィナステリド錠が基本対策になります。
あと90歳とか100歳とかになったらわかりませんが
毛包組織は年齢と共に萎縮することはあっても
消えることはないので発毛を諦める必要もありません。